マウスピース矯正

マウスピース矯正

マウスピース矯正の全て!効果・費用・メリットとデメリットを徹底解説

リリモアクリニック内科歯科 院長 各務 康貴

監修医師

各務 康貴

大分大学医学部医学科卒業。医師として救急医療や在宅医療に従事し、マウスピース歯科矯正hanaravi(ハナラビ)を提供する株式会社DRIPSを創業。
医療現場で予防の重要性や予防に取り組んでもらうことの難しさを痛感。美容という切り口で本質的な予防につなげる入口として、口腔という臓器に興味を持つ。口腔環境が多くの臓器に影響を及ぼし、多くの病気に繋がってしまうというポイントから予防について新聞・テレビ・WEBメディア等で情報を発信している。
マウスピース矯正

近年、健康や美容への関心が高まる中、口元の美しさを追求する人々にとって注目されているのがマウスピース矯正です。従来の歯科矯正とは異なるその特徴や効果、費用等について詳しく知りたいとお考えの方も多いでしょう。

本記事では、そんなマウスピース矯正の基本的な仕組みから効果、費用、そのメリット・デメリットまでを徹底的に解説いたします。また矯正を検討している方に向けて、リーズナブルで質の高いマウスピース矯正を提供しているhanaraviの情報もご紹介します。

歯科矯正はコミットメントが求められる一方で、その結果は自信や満足感に繋がります。歯科矯正は見た目だけでなく健康にとっても重要です。本記事が歯科矯正に一歩踏み出すお役に立てれば幸いです。

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目次

マウスピース矯正とは

マウスピース矯正とは

(1) マウスピース矯正の基本的な仕組み

マウスピース矯正は、歯科医があなたの口腔内を詳細に測定して作成した、個別にカスタマイズされた透明プラスチック製のマウスピースを利用した矯正法です。通常、2週間ごとに新しいセットのマウスピースに交換します。これは徐々に歯を所望の位置に移動させるためです。

マウスピースは一日のうち大半(約22時間)装着することを推奨されていますが、食事や歯磨きの時間など、必要に応じて取り外すことが可能です。

マウスピース矯正の仕組みを理解するための表を以下に示します。

ステージ内容
初期診断歯科医が口腔内の詳細な測定を行い、マウスピースの作成に必要な情報を収集します。
マウスピース作成歯科医の指示に基づいて専門の技術者が個々にカスタマイズされたマウスピースを作成します。
定期的な交換通常、2週間ごとに新しいセットのマウスピースに交換します。これにより、歯は徐々に所望の位置に移動します。
定期検診歯科医が定期的に口腔内を診察し、矯正の進行状況をチェックします。

以上がマウスピース矯正の基本的な仕組みです。独自のシステムにより、スムーズで効率的な歯の矯正を実現します。

(2) マウスピース矯正と従来の矯正の違い

マウスピース矯正と従来の矯正(ブラケット矯正)は、見た目や手軽さ、矯正力などに大きな違いがあります。

まず、見た目の違いです。従来のブラケット矯正は金属部分が目立つのに対し、マウスピース矯正は透明なプラスチック製で自然な印象を保つことが可能です。

次に、手軽さの違いです。マウスピース矯正は自分で着脱が可能であるため、食事や歯磨きの際に外すことが出来ます。一方、ブラケット矯正はクリニックに行かないと取り外しができず、これがメリットにもデメリットにもなりえます。

最後に、矯正力の違いです。従来の矯正は強力な力で歯を動かすことが可能ですが、マウスピース矯正はやや緩やかな力で歯を動かします。そのため、矯正期間はマウスピース矯正の方が長くなることが多いです。

以上の違いを理解した上で、自身のライフスタイルや歯並びの状態に合った選択をしましょう。

マウスピース矯正の効果

マウスピース矯正の効果

(1) 歯並びの改善効果

マウスピース矯正の最大の効果は、間違いなく歯並びの改善です。歯並びの乱れが原因で起こる様々な問題を解消し、より良い口腔環境を実現します。例えば、歯が詰まっていて磨き残しが生じやすい場合や、噛み合わせが悪いことで起こる顎関節症などの予防・改善にも繋がります。

さらに、歯並びの改善は見た目の美しさだけではなく、嚙食機能の向上にも寄与します。正しい位置に並んだ歯は、食べ物を適切に咀嚼することを可能にし、消化機能の改善にも繋がります。このため、マウスピース矯正は全体的な健康維持にも寄与するといえるでしょう。

以下の表で具体的な効果をまとめてみました。

歯並び改善効果具体的な改善内容
口腔衛生の向上歯磨きがしやすくなり、虫歯や歯周病の予防に
顎関節症の予防・改善正しい噛み合わせで顎関節への負担軽減
消化機能の改善適切な咀嚼による食べ物の消化吸収向上

(2) ビジュアル面での改善効果

マウスピース矯正は、見た目の改善効果も大きな特長です。従来の矯正器具は金属製で目立つため、矯正中の外見に悩む方もいました。しかし、マウスピース矯正は透明なプラスチック製で、装着していてもほとんど目立ちません。

また、マウスピースを装着すると、自然な形状の美しいアーチを形成することで、口元全体の印象を華やかにします。さらに、歯並びが整うことで、清潔感が増し、笑顔が明るくなる効果も期待できます。

これらのビジュアル面での改善は、自己表現やコミュニケーションにもポジティブに作用し、自信を持って生活できるようになるでしょう。

(3) 心理的な効果

マウスピース矯正がもたらす心理的な効果は大きいです。まず、美しい歯並びは自己満足感を高め、自信を持って笑うことができます。これは社会生活におけるコミュニケーション能力の向上に寄与します。次に、マウスピース矯正は見た目にほとんど影響を与えないため、矯正中でもコンプレックスを感じることなく過ごせます。

また、不適切な噛み合わせが改善されることで、ストレスや頭痛、肩こりなどの身体的な不調が軽減されることもあります。これは、自己の健康状態に対する意識を高め、健康的な生活を送るための一歩となります。

以下に心理的な効果を表にまとめました。

項目効果
自己満足感美しい歯並びで自信がつき、社会生活の質が向上
コミュニケーション能力自己満足感からくる自信で、人との会話がよりスムーズに
健康意識歯並びを整える事で、不調が軽減され、健康的な生活への一歩となる

マウスピース矯正の費用

マウスピース矯正の費用

(1) 平均的な費用とその内訳

マウスピース矯正の平均的な費用は、大体30万円から130万円程度とされています。ただし、この金額はあくまで目安で、矯正の難易度や期間、使用するマウスピースの種類により変動します。

具体的な内訳としては、初診料、診断料、装置費用、治療費用、アフターケア費用などが含まれます。以下に、それぞれの目安を表にまとめてみました。

費用の種類目安
初診料無料~3,000円
診断料無料~30,000円
治療費用・装置費用300,000~1200,000円
アフターケア費用20,000~150,000円

これらの費用は全て自己負担となるため、予めしっかりと計画を立てておくことをお勧めします。

(2) 費用に影響を与える要素

マウスピース矯正の費用に影響を与える要素は大きく分けて三つ存在します。

1つ目は、個々の歯並びの状態です。歯並びが著しく乱れている場合や、歯列が複雑な場合は、より高度な治療が必要となり、それに伴い費用が増える傾向があります。

2つ目は、選ぶ医療機関によります。一部の医療機関では高品質なマウスピースを使用するため費用が高くなることがあります。また、都心部や人気のクリニックでは治療費が高く設定されていることもあります。

3つ目は、治療期間です。マウスピース矯正の治療期間は個々の状態によりますが、一般的には1年半から2年程度です。しかしこれが延びると、それに伴い費用も増加します。

これらの要素を考慮に入れ、自分の予算や状態に合わせた選択をすることが重要です。

(3) 保険適用の可能性

マウスピース矯正は、一般的には美容目的の治療とされ、健康保険の適用外となることが多いです。つまり、自己負担が主となります。

ただし、マウスピース矯正が医療上必要と判断される場合、例えば歯並びの問題が咀嚼・発音困難等の身体的な不具合を引き起こしている場合などは、一部保険適用の可能性もあります。ただし、一般的には手術を含む治療が必要な場合は保険適用ができますが、それ以外の場合は保険適用が難しく自由診療となります。

(4) 医療費控除が適用されるか?

マウスピース矯正は、通常、自由診療の一部であるため、健康保険の適用は受けられません。しかし、医療費控除の対象となる可能性があります。これは、年間での医療費が一定額を超えた場合に申請できる制度で、その年に支払った医療費から算出される控除額が、所得税や住民税から引かれることになります。

しかし、注意点としては、全ての医療費が控除対象とは限らない点です。必要な治療や診療で発生した費用が対象となりますが、美容目的で行う処置や治療は基本的に対象外とされています。マウスピース矯正の場合は、歯科医師が何目的で行うかどうかを判断行いますので、治療前に歯科医師に医療控除が利用できるか聞いておくことが必要です。

(4) 抜歯がひつような場合は1本1万円程度

マウスピース矯正にかかわらず、歯科矯正では抜歯を行うことがあります。その場合は2パターンに大別されます。

①歯を動かすスペースを確保するために4番めの歯の抜歯をおこなう

こちらは便宜抜歯と呼ばれるもので、歯をきれいに並べるために行います。

②奥歯を後ろに動かすために親知らずを抜く

親知らずを抜くことがあります。これは奥歯の後ろのスペースを開けて歯を動かすためと、そもそも奥歯に対してちからをかけて歯並びを悪くしている可能性があるので、その解消のためでもあります。

親知らずから横向きの力がかかることで歯並びに影響を及ぼす例です。
このような場合は抜歯をすうrことがあります。

マウスピース矯正のメリット

マウスピース矯正のメリット

(1) 着脱自由で生活への影響が少ない

マウスピース矯正の最大のメリットの一つは、着脱が自由であるという点です。従来の矯正器具のように、装着したままでの生活が必須ではなく、食事の際や歯磨きの時など必要に応じて自由に外すことが可能です。

これにより、食事時に矯正器具に食べ物が引っかかる心配がなく、歯磨きも通常通りに行えます。これは、口腔衛生を保つ上でも大変重要なポイントです。

また、一部のスポーツや楽器の演奏など、矯正器具が邪魔になる場合も外せるため、生活の質を落とすことなく矯正を進められます。この自由度の高さは、忙しい現代人にとって非常に助けになります。

メリット
食事時食べ物が引っかからない
歯磨き通常通り行える
スポーツ・楽器演奏マウスピースを外せる

以上のように、マウスピース矯正は着脱自由であり、それにより生活への影響が少ないというメリットがあります。

(2) 見た目が自然で美観性が高い

またマウスピース矯正は、見た目が自然で美観性が高い点です。透明なマウスピースを使用するため、装着していても目立ちにくく、日常生活でのコミュニケーションに支障をきたすことなく自然な口元を保つことができます。

実際、従来の矯正方法と比較すると、マウスピース矯正の見た目の自然さは大きな違いとなります。

従来の矯正方法マウスピース矯正
【見た目】金属のブラケットやワイヤーが目立つ透明なマウスピースで目立たない

このように、ビジュアル面での配慮が行き届いているマウスピース矯正は、自身の口元にコンプレックスを抱く方や、人前で笑うことに気を使っていた方にもオススメです。美しい笑顔を手に入れるための一歩として、マウスピース矯正は有効な選択肢と言えるでしょう。

(3) 清掃が簡単で口腔衛生が保たれやすい

マウスピース矯正の健康面でのメリットの一つは、その清掃の簡単さにあります。従来の矯正器具は歯に固定されるため、食べ物が詰まりやすく、ブラッシングも難しいという問題がありました。しかし、マウスピース矯正は着脱が可能なため、矯正器具を外してから通常通り歯を磨くことができます。また、マウスピース自体も専用のクリーナーを使用して手軽に洗浄することが可能です。

これにより、口腔内の衛生管理が大幅に改善します。口腔衛生が保たれると、歯周病や虫歯のリスクが低下し、健康な口元を維持することができます。これらはマウスピース矯正の生活への影響が少ないというメリットに直結しており、日常生活でのストレス軽減にもつながります。

マウスピース矯正のデメリット

マウスピース矯正のデメリット

(1) 一部の複雑な歯並びには対応が難しい

マウスピース矯正は素晴らしい効果をもたらす治療法ですが、全ての歯並びの問題に対して有効なわけではありません。特に一部の複雑な歯並び、例えば大きく歯が傾いている場合や早期に治療が必要な深刻な噛み合わせの問題などには、マウスピース矯正の対応が難しいとされています。

具体的な例を以下に示します。

歯並びの問題マウスピース矯正の適応
少しの歯の歪み
大きく歯が傾いている×
前歯のちょっとしたすき間
深刻な噛み合わせの問題×

このようにマウスピース矯正は、比較的軽度から中程度の歯並びの問題に対しては非常に有効です。しかし、重度の歯並びの問題や特殊な状況下では、従来の矯正治療の方が適している場合もあります。 そのため、治療を始める前には必ず専門的な診断を受けることが重要となります。

(2) 着脱自由故に自己管理が求められる

マウスピース矯正は、自由に取り外し可能な点が大きな特徴の一つです。しかし、これは逆に自己管理能力が求められる面もあります。具体的には、マウスピースを適切なタイミングで着用し、必要な清掃を怠らないようにする必要があります。

以下に、マウスピース矯正の自己管理ポイントを3つ挙げてみましょう。

【表1】マウスピース矯正の自己管理ポイント

  1. 一日20~22時間の着用時間を確保する
  2. 食事や口腔内清掃時には外す
  3. マウスピースの定期的な清掃

これらの管理を怠ると、矯正効果が下がるだけでなく、口腔衛生にも影響が出る可能性があります。自己管理が難しい方は、矯正方法を選ぶ際に慎重に考えることが求められます。

(3) 費用が高めであることが多い

マウスピース矯正の一番のデメリットとして、費用の高さが挙げられます。全体的な平均としては、300,000円~1200,000円とされています。特に、個々の歯並びの状態や治療期間、使用する矯正装置の種類により、費用は大きく変動します。

また、保険適用外の治療であるため、自己負担が大きくなる点も注意が必要です。詳しい費用については、直接歯科医院に問い合わせてみることをお勧めします。

しかし、高価な治療費ですが、見た目の美しさや心地よさ、健康的な口腔環境を手に入れることを考えると、この費用は決して無駄ではありません。治療を決定するにあたっては、費用と効果をよく比較検討し、自身のライフスタイルや経済状況に合った選択をすることが大切です。

まとめ

(1) 全体的なまとめ

マウスピース矯正は、着脱自由性と美観性、口腔衛生維持の容易さがメリットと言えます。歯並びの改善はもちろん、ビジュアル面での改善や心理的な効果も期待できます。しかし、一部の複雑な歯並びには対応が難しく、自己管理が求められること、そして費用が高めであることが多いのがデメリットとなります。保険適用の可能性や医療費控除の適用もありますが、平均的な費用とその内訳を理解した上で検討することが大切です。マウスピース矯正を検討する際は、ご自身のライフスタイルや予算を考慮に入れつつ、専門的なアドバイスを得ることをお勧めします。

(2) リーズナブルなマウスピース矯正ならhanaravi

マウスピース矯正をご検討中なら、お手頃な価格で高品質なサービスを提供する「hanaravi」がおすすめです。hanaraviは、パーソナライズされたフィット感と透明性に優れたマウスピースで、見た目も自然。費用面でも、他のクリニックやサービスと比較してリーズナブルな価格設定が魅力です。

例えば、一部のクリニックでは、マウスピース矯正の全体的な費用が50万円〜120万円かかることも珍しくありません。しかし、hanaraviでは、その半分程度の30万円程度の料金で矯正が可能です。

また、hanaraviでは矯正プロセス全体を通じて専門のスタッフがサポート。初期診断から治療終了後のアフターケアまで、一貫したサービスを提供しています。これらの理由から、マウスピース矯正をお考えの方は、ぜひhanaraviをご検討ください。

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リリモアクリニック内科歯科 院長 各務 康貴
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各務 康貴

大分大学医学部医学科卒業。医師として救急医療や在宅医療に従事し、マウスピース歯科矯正hanaravi(ハナラビ)を提供する株式会社DRIPSを創業。
医療現場で予防の重要性や予防に取り組んでもらうことの難しさを痛感。美容という切り口で本質的な予防につなげる入口として、口腔という臓器に興味を持つ。口腔環境が多くの臓器に影響を及ぼし、多くの病気に繋がってしまうというポイントから予防について新聞・テレビ・WEBメディア等で情報を発信している。

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